遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
去年は作品数が特に少ない年になりましたが、その間はと言いますと普通自動二輪免許を取得しました(ノ´∀`*) (正確には限定解除)
この所思い切り遊んだ記憶がなかったのと、豪遊する機会が今後減っていくだろうと見越して「なら一生モノの遊びをしよう!」と思い立ちました(笑)
そして先日はカワサキ・Z250SLをレンタルして名古屋市内~足助をツーリング!
私の愛車ホンダ・PCXと同じく単気筒エンジンの体感は似ていましたけど、やはり馬力とトルクが倍なので力強さとゆとりで違いが出てきましたね(´ー`*)ウンウン
ただうーん、個人的には軽いのより重たいのを引っ倒しながら走る方が好みなのでSLモデルは向いていなかったかも・・。
っと、余談が長くなりましたが今年初の新作"-Fiat Lux / デイ・バイ・デイ-"の紹介に入りたいと思います!
・・・はい、またしてもバイクですね。
モデルはベスパ・PX125というイタリア製スクーターで、実はマニュアル車。
右足元に後輪ブレーキペダルがあり、左手でクラッチとギア操作を行うかなり玄人向けな車種だそうです。
致命的なミスで〒(郵便記号)は日本以外では通用しないことに後から気付いて、開き直ってバイク本体も日本仕様に微修正を掛け、フロントフェンダー(泥除け)の白いU字ステッカーを追加しました(-_-;)
日本では51~125cc未満のバイク(原付二種)は前方にU字ステッカー、後方に三角ステッカーが貼られますが、やっぱり現役ライダーが絵を描くとその拘りも反映されてしまうようです(-ω-;)ウーン
Twitterでも取り上げたように、本作は現在制作中の長編創作の人物画として描いたもので、普段の制作とは順序が異なっています。
普段はある物語を主題に人選や背景、小物、絵柄の質感を決定していくものですが、今回は人物を主題に、他のすべての要素が後付けになります。
この作品の場合、創作上の登場人物である青年アインのパーソナリティから連想した要素、例えば「アインは不器用で平凡な青年」「アインは小さな田舎町のポストマン」「アインの仕事は朝早い」「アインは日曜礼拝に参拝している」等の基礎設定を引き出し、彼の周りを取り囲むという構図になっています。
人によって創作への姿勢はそれぞれで、現実と架空の世界に明確な区別をする人もいれば、等身大な物語を作ろうとする人もいますし、どこまでも救いようのないどん底を描く人もいれば、決して手の届かない頂に思いを馳せる人もいると思います。
それぞれ方向性は違えど、きっとそこに各々が見つめる美や真実へと向かう一筋の大路があると、信じて已まないものです。
私の創作もまた等身大で、悩みや劣等感や倦怠もそこには盛り込まれています。
過ちを足枷にして動けない時もあったり、体が心に付いて来れなかったり、失ったものを何時までも忘れられない時もあったりします。
放心や誘惑、悪に苛まれる時だってある、誰かを信じることが馬鹿らしくなる時もある。
それでも全てを投げ出して諦められるほど、人間は楽な生き物ではないと思います。
諦めたような日々でも「明日があるさ。」とそれぞれの思いを胸に、変わらずの明日が来るのを待っている、よもや明日死ぬなんて容易く思う人はそう多くはないと思います。
けれど、そんな当たり前が当たり前ではない世界がこの世にはある。
銃声に怯えて夜をしのぐ人がいる、余命を指折り数える人がいる、もしかしたら私の家のすぐ隣で今にも自分の首を括ろうとしている人もいるかも知れない。
憂鬱に塞いだ私の今日が、誰かが失くした明日だったかも知れない。
だからこそFiat Lux(光あれ)と、一つの願いを作品に込めました。
明けない夜がないと信じて、今はただ我武者羅に生きていたい。
その先には光が、出会うべき何かがあることを信じて、真っすぐに。
コメントをお書きください