こんばんわ、低浮上ですがバテずに元気している、つもりでございます(´・ω・`)
今回は新作の裏側をお話したいですが、線画の完成後4ヶ月強に完成という史上最長の制作期間となってしました・・・。
その間全く絵をサボっている訳ではないですが、以前から構図を温めていた創作物語関係の作業に浮気していたのが最大の要因かと思われます(-_-;)
さて、積もるお話は追々ということで、新作の解説に入りたいと思います!
本家作品解説にもある通り本作は原点回帰的な作品となります。
因みに上記にある「今では使わなくなった技法」というのは主にタイルや草むらみたいな連続模様のことで、ここで裕に一ヶ月持っていかれるのもザラです( ;∀;)
しかも1ケ月とはモノクロ時代のことで、そこに色鉛筆の加わった現在だとちょうど二倍の手間暇が掛かっております・・・。
これでも昔よりは簡略化された構図なので、4年前の自分は相当暇だったのか、体力に満ち溢れていたのだろうなと思います(-。-)y-゜゜゜
ところで作品名に色の名前が入るのは初めてでしたが、それだけ本作において色という要素は重要だったなと振り返ります( ̄▽ ̄;)
基本的に私の色塗りは三つのステップを踏んでおりまして、(ずっと前にTwitterでその過程を載せましたが)一つ目は黒鉛筆のみの塗りでここがベースとなります。
二つ目に色鉛筆を用いた下色を加え、三つ目に作品全体を覆うイメージカラー(本作だと夕日のオレンジ)を使って全体を整えるというのが大まかな流れですが、本作では少しイレギュラーな要素が入っています。
それは作品中央のタカで、初めは目の部分だけが青く全身は実際のタカと同じブラウン系の配色でしたが、それでは押しが弱かったので上記のステップ2・3の間で陰にあたる部分やタカ斑(タカの身体にあるよこしま模様)にも青色を加えるというステップ2.5という過程が加わりました。
そのままでは青色が浮いてしまうので、余分な色は綿棒で吸い取って全体を馴染ませて出来上がり!という感じですね
技術的にも作品の構図が単調にならない工夫がしたかったですし、物語という点でもこのタカをどう扱うかが悩みの種でした( 一一)・・・
桜火の元に何かを運んでやってきたというのは間違いないですが、それが何なのか。
骨や手紙でも咥えてもらえれば分かりやすいでしょうけれど、それでは芸がなかったのでこのタカに全てを委ねることにしました。
このタカが意味するところは作品解説を読めば大よそ分かると思いますが、桜火のその後の心境については私自身も答えを用意していませんし、用意しようがないと思います。
この先はご想像にお任せと丸投げもあまりに軽率ですが、出来ればポジティブなその後を思い描く手助けにでもなれたら作者としては幸いです。
私にとって作品の出来栄えなんかより、そちらの方が制作を続ける意味だと思います。
まぁ・・、私の方法はいつも逆説的で分かりにくいのは確かですけどね、ハハハ( ̄▽ ̄;)
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