ポストカード企画について

 Twitterでも報告しましたが、先週からポストカード企画

開始しまして本日、ポストカード本体が仕上がりました!!

我ながら惚れ惚れする仕上がりで、ここまでやった甲斐があったかなと、

あぁ、でもまだ何方にもお届けしていませんでしたね( ̄▽ ̄;)

本日の日録では、ポストカード企画についてお話します。

 まず動機ですが、これは絵を描く姿勢の変化が大きかったと振り返ります。

絵を描き始めた頃は、単純に描いているのが楽しかったですし、

ネット上で投稿しているうちに励ましの言葉を頂いたりもしました。

あぁこんな下手な絵でも応援して下さる方々がいらっしゃったのかと、

本当に有難いです(^_^;)

 

 

 ところが1年ほど描き続けていく内に、表現者として好きなものを自分なりに

表現したい欲が現れまして、初めの真っ新な紙に人物がドンと鎮座するだけの絵柄も

徐々に変化して、背景が入り始めたのもこの頃(^^)

 

 

 ただ、そこで表現の難しさを思い知りました・・。

というのも幾らフィクションを描こうにも、表現力の源泉は身の回りや

社会の出来事から来る所が大きいですから、一番理想とする表現には中々

ありつけないと思いました。

それ故に一時期はすごく気分的に沈んだ内容(まぁ今でもそうかも知れませんが・・笑)

が続いたりもしましたし、本気で絵を描くのが嫌にもなりました(-_-;)

 

 

 それでも、何かを伝えたい気持ちは変わりませんでしたし、

苦しみを持つ人たちの励ましにでもなれたら、と囁かに願いました。

その願いは要するに、作品の宛先がほしいということです。

誰かに何かを伝えられたら、それで少しでも前向きになれたら、と。

 

 

 ですが、デジタルデータとしてのやりとりでは手応えを感じませんでした。

一番感じたのは手触りのなさ、アナログ人間ゆえにこれが本当に煩わしい(-_-;)

だからこそ、紙媒体を用いてしっかり宛先を書いて送ったり、

或いは直接手渡したりする方法として、この企画を立ち上げました。

 

 

 

 

 次に目的ですが、はじめにことわりますと作者の知名度を上げたりとか、

名声を上げたりとか、そのようなものではありません。

何かを手渡したり受け取ったりするという繋がりを実践したかったのです。

人間、生きていれば様々な欲求が生まれますが、それらを集約すると

「受け取りたい・差し出したい」の二つに尽きると僕は思います。

 

 

 しかし、この世界には孤独と貧困がありますし、

特に日本では若者の間でこの問題が広がっています。

孤独と貧困によって、何かを受け取ったり差し出したりしたいという、

根本的な人間の尊厳が破壊されていくのです。

ですから、この企画をキッカケに貧困と孤独の悪循環を

少しでも断ち切れたらと考えています。

 

 

 ですから、本企画でのポストカードの送料は僕が全て負担します。

「作るのにお金を掛けたんだから、着払いで相手に負担させれば?」という

意見も頂きましたが、送料は82円とは言え、お金が払えないから

ポストカードを受け取れないという事態を生み出したくないのです。

相手方に送料を負担させると、それこそ受け取れる人と

そうではない人との間で格差が広がってしまいますから。

 

 

 その代わりというのもアレですが、僕から一つお願いがございます。

ポストカードを応募して下さった方、そうではない方に限らず、

あなたの身近な人々に対して、手紙や贈り物のやりとりを実践してほしいです。

手紙でなくても手作りお菓子や手芸でも、なんでも構いません。

身近な人に対してもそうですし、もちろん僕宛てに

お返事を頂けたら泣いて喜びます(T▽T)

宛先はどなたでも良いのですから!!

 

 

 出来ればこのポストカードを複数枚セットでお渡しして、お友達への

プレゼント等に活用して頂けるようにしたかったのですが、

初企画ゆえに製作のノウハウの未熟さや予算の制約があったり、

また企画の方針に生煮えの所があったりと、弊害が生じてしまいました。

これについては全て僕の不手際でした、この場をもってお詫び申し上げます。

 

 

 

 

 なお、この企画は長期的に続けることを視野にいれ、

その都度コスト面その他で企画の改善を行いたいと思います!!

今後とも本企画を宜しくお願い致しますm(_ _)m