先日の日録で書いたように沖縄県は先の大戦で大規模な地上戦に巻き込まれ、
多くの市民が犠牲となりました。
そして今日、日本全国にある在日米軍基地の70%以上がそこに集中立地しています。
先月は20歳の女性が元米海軍関係者によって強姦され、殺害されたという痛ましい
事件が発生しました。
しかし米軍関係者による犯罪はつい最近のことではなく、毎日のように繰り返され、
現在に至るまで6000件に近い犯罪件数がありました。
沖縄県民大会で若者を代表して21歳の玉城愛さんは涙ながらに、本土と米国に
向けて歴史的なスピーチをされました。
その全文はこちらにリンクをご用意いたしましたので、是非ともお読みになって下さい。
「第二の加害者は、あなたたちです。」
突き刺さるようなその言葉は、僕たち本土の人間に向けられたものでした。
今、国会では様々な議論がなされています。
その中には憲法の改悪や集団的自衛権の行使、在日米軍基地の今後についてなど、
人の命に関わる危険な取り決めがその場で強行されようとしています。
もう既に政府にとってのゴールへは道半ばと、予断を許さないほどに深刻です。
これらの議論を通して僕たちは、果たして沖縄県の人々のことを少しでも
思い浮かべたでしょうか。
そして今、沖縄で何が起きているかを知っているのでしょうか。
ここで多くを書くのはあまりにも無意味なので、一つのドキュメントをご用意致しました。
『標的の村』という作品で、こちらは若干の縮小版ではありますが、
ドキュメントとしてはとても多くを語ってくれるはずです。
選挙を前に、今一度沖縄のことを一緒に思い出していきましょう。
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